真空管・・・米語では、「Vacuum Tube」、英語では「Valve」です。日本語では単に「球(タマ)」とも呼びます・・・を利用するためには、
その真空管の規格を知っていることが絶対に必要です。
ベテラン、プロフェッショナルの方は別として、数千種類ある真空管の規格が頭の中に入っている人は稀でしょう。
この規格は、その昔は製造メーカからデータブックとして発行されていました。日本では、東芝、NEC、松下電器など、
米国ではRCA、Sylvania、GE、Raytheonなど
が発行しており、数年に一度は改定していました。現在もリプリント版として販売されているものもあります。
1. ウエスタンエレクトリック(WE)のデータのサイト
1920年代に製造された、このメーカの真空管:WE300B、WE274A、WE274B、WE350B、WE242C等々は現在もファンが多く希少になるに従い、取り引き価格も高騰していることはご存知の通りです。
このリンク先は、オーディオアンプに利用される同社製の電圧・電力増幅管、整流管の詳しいデータをPDFファイルで見ることが出来る(英文)、お薦めのサイトです。
2. 欧州を含みほぼ全世界で製造された真空管(Valves)のデータのサイト
このサイトは、驚くべき種類の真空管のデータが掲載されており、検索によって互換球データも併せてPDFファイルで見ることが出来ます。・・・英文です。
極めて入手困難な「UNIVERSAL TUBEDATA」のデータもPDF化してあります。
残念ながら日本独自の真空管は出てきません。
3. 主にヨーロッパ(欧州)で製造された真空管のデータを見るのに便利なサイト(ドイツ語)
詳しいデータは掲載されていませんが、ヨーロッパ(欧州)で製造された真空管のデータが互換球を含み見ることが出来ます。
特にヨーロッパ球(真空管)のソケット(ベース)を知る(購入する)際に役に立ちます。
参考:ヨーロッパ(欧州)の代表的な真空管、Valve メーカ
1. G.E.C.
2. Marconi
3. Mazda
4. Mullard
5. Osram
6. Philips
7. Siemens
8. STC
9. Telefunken
10. Tungsram
11. VALVO